内モンゴル産水晶が出回った初期に極少数入荷したアメジストクラスターです。内モンゴル産水晶と言えばヘデンバーガイトが内包したグリーンの独特な形状の物か特産ですが、イレギュラータイプもありました。このアメジストは母岩の上に水晶が短柱状に成長し、その上にスモーキーまたはシトリンの小さなドゥルージー状に成長し最後にアメジストが成長したと思われます。最後のアメジストは、例えばウルグアイのアメジストの様に同一方向に成長しているのでは無く、ランダムな方向を向いて成長しています。これだけでも非常に特有な水晶ですが、アメジストの下部の内包物が奈良県大塔宮産の雪ん子水晶の様に白い雪状になっています。所々に黄色っぽいドゥルージー状の水晶も顔を出していて、小さなレインボーも各所に見られます。さらに驚いた事に、試しにブラックライトを当てたら赤い蛍光が現れました。たぶん母岩がカルサイトである可能性が高いと思いますが、肉眼鑑別なので正確にはわかりません。内モンゴル産のアメジストは3点殆ど見ましたが、1点はコレクターの元に、もう1点は行方不明、そしてこの1点です。再入荷の可能性はほぼ無いと思いますので、見どころいっぱいのアメジストを是非入手して下さい。114×85×50mm 445g#水晶#天然石#アメジスト#中国#内モンゴル#クラスター#蛍光#赤#カルサイト